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【第19回ショップ情報】Ethnic Tea Lab

<実行委員会より>
ショップ情報第16弾は、Ethnic Tea Labさんです。
他のお店ではまず見ることが無いような、ベトナム北部の民族の人たちに特有のお茶を扱っておられます。
決して量産品ではない、地元の人々の生活に密着したお茶。
ブースにお立ち寄りになり、試飲をすることで、その生活に少し触れることができるかもしれません。

北部ベトナム茶産地の茶葉を中心に取り扱っております。

インド種と中国種の間ともいわれる、当地の民族に特有なお茶。Tra Rung(森のお茶)とも言われています。

亜熱帯広葉樹林の混沌とした環境で育まれたこのお茶の生命エネルギーは、

飲めば身体を駆け巡り、爽やかな風にあたったような、羽が生えたかのような

心地いい浮遊感をもたらします。

Tra Rungは特別なお茶です。

私ごとですが、このお茶のことと辺りの文化を探求するうちにTra Rungは

「オウチ」と深い関わりがある、と考えるようになりました。

それは日本と同様に当たり前に「お家」でお茶を飲んでいるということでもありますが、

「内なる宇宙」が目に見えない形で秘められているのではないかという直観からです。

即物的なことでは、豊富なカテキンが効果的に心身に作用しワンネスの実感を得るということがあります(だいぶざっくり)。

文化的なことでは、数百年前に当地にこのお茶を持ち込んだであろう「過山系ザオ族」とこれに近しい民族において、お茶は薬と見做されており、また嗜好品、儀礼食ともなることがあります。

ザオは、槃瓠という伝説的存在を始祖とする古くは南中国の方の民族で、この槃瓠から森羅万象が生じたとする世界観を伝統的に持っています。つまりその世界は槃瓠の「お内」なわけです。

そして、竹に茶葉を詰めて炉で熱風乾燥させるザオの竹筒茶。ザオの世界観をふまえると、竹筒が瓠(ひさご)に見立てられているようにも思えます。

さて、私は、「オウギ」ヤシの葉で葺かれたお家で寝泊まりしてたり、竹筒茶作りをしてたりすると、ふと彼らの内なる世界を感じることがあります。

茶道がある種の哲学であるように、ザオのお茶にも哲学があるだろう。

それは、誰もが自然と体得できる開かれたものだと思います。

美味しいお茶をお届けすることはいつも心がけておりますが、

今回は、またひと味違ったお茶をお届けします。

 

 

Ethnic Tea Lab
公式Webサイト:https://ethnictealab.com/
プロフィール:https://idli.jp

 

 

 

第19回 地球にやさしい中国茶交流会
2023年12月2日・3日(土・日)
東京都立産業貿易センター・浜松町館&オンライン

Ethnic Tea Labさんは、A6ブースに出店です♪

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