お茶の愛好家がつくる国内最大級の中国茶イベント
2026 11/21

【第22回 講演会】「茶葉交易路研究2 -紅茶古道への理解を深める-」 棚橋 篁峰 先生

日付 2026年11月21日(土)
時間
  • 13:30

講演会『現代中国茶文化事情』「茶葉交易路研究2 -紅茶古道への理解を深める-」

昨年、十分な理解がないまま茶馬古道という言葉が氾濫していることについて、全体像を理解してもらうためのお話をさせていただきました。
昨年のお話の中で、茶葉交易路(茶葉古道)は多くの人が興味を引く割には、内容が明確でないことがお判りいただいたと思います。

今年は、中国周辺地域の遊牧民族への茶葉の道から全世界への茶葉の道、つまり現代から見れば紅茶の道についてお話をいたします。

現在、茶葉交易路つまり一般的に茶葉古道といわれるものは、641年、文成公主のチベツト西蔵降嫁から清国末を経て20世紀中葉までの中国辺境地域茶葉交易を指します。広域かつ長期にわたったもので内容は様々です。

時期と茶葉を考えれば、古代から明末清初までの、緑茶つまり不発酵茶中心の時代から、様々な発酵茶が登場した清代から現代への黒茶や紅茶を中心にした茶葉交易です。

地域的に見れば、中国国内の茶葉交易から、時代とともに辺境地域へ更に世界各地に伝わり、茶は現在、世界の飲料として親しまれているのです。

昨年は、この中から中国辺境地域の茶葉交易を取り上げました。
今年は17世紀から始まり18・19世紀に盛んになった中国産紅茶の道を取り上げてみようと思います。

中国産紅茶は、漢民族の嗜好に合わなかったため、近年まで中国では主流のお茶ではありませんでした。

21世紀に入って漢民族の嗜好に合う紅茶が、中国全土で生産されるようになると広く取り上げるようになりったのですが、原産地である中国紅茶はあまり知られていません。

しかし17世紀以来、紆余曲折を経て世界に伝わるのですから、中国紅茶の茶葉の道を見直すことは興味深いものがあります。

今年は、そんな中国国内の紅茶古道を紹介したいと思います。
これらの道はまとまった研究がほとんどなく断片的に語られる程度でした。
この機会に中国紅茶の全体像と歴史、世界への伝播について考えてみてみましょう。

主な内容
  1. 茶葉交易路としての紅茶古道。
  2. 万里茶道と紅茶古道。
  3. 梅嶺関と広州十三行

※講演会では、お茶の試飲はございません。

実行委員会より

毎回、鋭い切り口の視点でご好評いただいている、棚橋 篁峰(たなはし こうほう) 先生の講座です。
昨年は茶馬古道という言葉が曖昧なまま使われていることについて指摘いただくとともに、辺境地域に届けられるお茶について詳しくお話しいただきました。
今年は世界へ広がった中国産紅茶の起源と伝播のお話です。
中国紅茶は現代の中国で大変人気が出ていますが、かつてはそうではありませんでした。
それらの歴史を紐解きながら、現地を訪ねられたお話なども多数聞けると思います。
茶馬古道や紅茶、茶文化全般に興味をお持ちの方は、必聴の講座だと思います。


【時 間】2026年11月21日(土) 13:30~15:00

【講 師】棚橋 篁峰 先生

<日本>
亜細亜文化国際交流会会長・元日中友好漢詩協会理事長
中国泡茶道篁峰会会長・中国茶文化国際検定協会会長

<中国>
陝西省西北大学名誉教授・陝西省詩詞学会名誉会長
中国民俗学会茶芸専門委員会顧問・江西省井崗山大学人文学院兼任教授
江西省茶芸師職業技能培訓中心教授・南昌女子職業学校茶文化客員教授
中華詩詞文化研究所学術顧問・西安碑林博物館名誉研究員
陝西省法門書法会名誉顧問・陝西省安康地区文学芸術連合会名誉顧問
寧夏詩詞学会名誉顧問・広東中華詩詞学会名誉顧問
長沙市東方文学芸術研究会名誉顧問・全球漢詩総会名誉顧問

現在数少ない中国茶文化の専門家として、建長寺四ツ頭茶会中国茶席を担当し、札幌・仙台・東京・京都・福山・広島・福岡・那覇などで中国茶文化の講座を開催して中国茶文化の普及に努めている。又中国全土の茶産地を訪問し、江西省社会科学院・中国民俗学会茶芸専門委員会・北京大学・中国国際茶文化協会・径山万寿寺・武夷山天心永楽禅寺などとの交流を行って、中国茶文化の研究を行っている。

現在まで、両国の茶文化・漢詩文化交流に貢献するために行った活動は、訪中296回、日中友好漢詩交流訪中団派遣36回、日中茶文化交流訪中団32回、合同公演3回、中国書画展12回、訪中講演17回を数えている。

【会 場】地球にやさしい中国茶交流会 セミナー会場(4階第1会議室)
※メイン会場と別フロアですのでご注意ください。受付は直接セミナー会場にお越しください。

【参加費】5,000円

【定 員】24名

2026年11月6日(金)21時より予約受付開始

【予約フォーム】以下のフォームをクリック