【第19回 セミナー】「現代中国茶文化事情－中国茶知識の混乱を避けるために－」棚橋篁峰先生

現代中国茶が日本でどれくらい理解され、愛飲されているかを客観的立場から見直しましょう。

多くの人が本当に美味しい中国茶に出会っているかというと甚だ心許ないのです。

作られたブームや宣伝力によって生まれたお茶は、本当に素晴らしいものでしょうか。

この傾向は中国でも大同小異で、新たに登場したすぐれたお茶、世に隠れた茶農のお茶に出会うことはほとんどありません。

世界に冠たる中国茶は数千種類にも及び、茶農の製茶技術によって、千変万化するものですから、初心に返ってお茶と向き合いたいものです。

この講座は、中国茶知識の混乱を避けるために、広大な中国茶文化について、みみざわりの好いお話だけではなく、様々な角度からお話しするものです。

43年、291回の訪中で出会った全中国の茶文化関係者、茶農との交流で得た『現代中国茶文化事情』を現代中国茶に興味を持つ皆様にご理解いただければ幸いです。

主な内容
1．新しい中国茶ブームの変遷と世界遺産登録。
2．ブランド茶の実態と野生茶名称の混乱。
3．茶葉茶畑の名称。
4．外国人が中国茶を知るために注意すること。
5．参考・六大茶分類の新しい整理。

実行委員会より

棚橋先生には2015年の第11回から連続で講演いただいておりましたが、オンライン講座に切り替わった3年間はお休みをいただいておりました。
4年ぶりに登壇いただく今回は、大変刺激的なテーマをお話しいただけることになりました。

巷に溢れる流行やブームは、どのようにして生まれ、広がっているのか。
また、それは中国茶の本質から見て、どのような影響があるのか。

中国茶を学んでいく人たちが陥りがちな点についても注意喚起をしてくださるそうですので、中国茶を勉強中の方にはぜひ聞いていただきたいセミナーです。

【時　間】2023年12月2日（土）　12:45～14:15

【講　師】棚橋 篁峰 先生

（日本）
中国泡茶道篁峰会会長・中国茶文化国際検定協会会長
亜細亜文化国際交流会会長・元日中友好漢詩協会理事長

（中国）
陝西省西北大学名誉教授・陝西省詩詞学会名誉会長
中国民俗学会茶芸専門委員会顧問・江西省井崗山大学人文学院兼任教授
江西省茶芸師職業技能培訓中心教授・南昌女子職業学校茶文化客員教授
中華詩詞文化研究所学術顧問・西安碑林博物館名誉研究員
陝西省法門書法会名誉顧問・陝西省安康地区文学芸術連合会名誉顧問
寧夏詩詞学会名誉顧問・広東中華詩詞学会名誉顧問
長沙市東方文学芸術研究会名誉顧問・全球漢詩総会名誉顧問

【会　場】地球にやさしい中国茶交流会　セミナー会場（４階第１会議室）
※メイン会場と別フロアですのでご注意ください。受付は直接セミナー会場にお越しください。

【参加費】4,500円

【定　員】24名

2023年11月11日（土）21時より予約受付開始

【予約フォーム】以下のフォームをクリック